「青春18きっぷ」を使うなら 2021年夏、ブログ執筆時点(24年1月)ではもう記憶も薄れつつあるが、長時間労働の日々に明け暮れていたことは間違いない。ただこの頃、監獄にいるような日々を送っていた私に「一筋の光」が差し始めたことは鮮明に覚えている。…
21日目 梅雨明け、初夏到来 2021年7月18日(日)、歩き旅21日目は岡崎市の藤川宿からスタート。この日は東海地方梅雨明け発表の翌日。天気予報ではかなりの高温予報だった。35度近い中、日中に歩き続けるのは困難かもしれない。休憩時間も考えて、出来るだけ朝…
20日目 静かな宿場と豊川稲荷 2021年6月27日(日)、前日けら1泊2日での歩き旅2日目。 前回の記事はこちら→会社員の東海道53次旅行記・完全踏破⑲【吉田〜御油〜赤坂(愛知県豊橋市〜豊川市)】 - 旅の記憶 この日も引き続き、梅雨曇り。雨がいつ降ってもおかし…
19日目 梅雨曇りの中、松並木を進む 2021年6月26日(土)、東海道53次の徒歩旅行19日目。今回も一泊2日で歩くことにして、その1日目をここでは振り返る。数日前、東海地方は梅雨入りをしたばかり。曇りがちな中での歩き旅は案外、日差しが射さないためありがた…
2021年6月6日(日)。前日、徒歩旅行18日目でついに東京・日本橋から愛知・豊橋まで到達。長かった静岡を横断した達成感は結構大きかった。だからこそ、この日は歩みを進めるのではなく、ゆっくりと辿り着いたエリアを巡ってみたい気分だった。豊橋や渥美半島…
18日目 さよなら太平洋、そして静岡県 2021年6月5日(土)、18回目の徒歩旅行。当時の記憶を呼び起こすために、自分の動きをLINEやメールで遡ってみる。前日は21時半頃まで仕事後、終電まで飲み会。あくる朝は6時に起床し、東京駅へ向かって新幹線に乗り、9時4…
17日目 きらめく浜名湖 2021年5月23日(日)、歩き旅を始めて17日目。1泊2日で前日から土日を使って歩いている。 前回の記事はこちら→会社員の東海道53次旅行記・完全踏破⑯【磐田〜浜松】 - 旅の記憶 宿泊していた浜松のビジネスホテル。目が覚めると、部屋…
16日目 天竜川を越え、浜松へ 2021年5月22日(土)、前回の歩き旅から2週間ぶり、再び静岡は掛川の地に降り立った。掛川からスタート地点の磐田までは東海道線で行けば時間はかからない。しかし折角だから趣向を凝らした移動をしたいものだ。※前回の記事はこち…
15日目 東海道"半分"踏破記念日 2021年5月9日(日)、つい4日前までゴールデンウィークで和歌山と徳島を旅していたが、週末はまたライフワークの東海道を。 振り返ると、私は1月からゴールデンウィークまで、毎週末欠かさずに東海道を歩いていた。4ヶ月も毎週…
4日目の夜、私はホテルで缶ビール片手に悩んでいた。翌日は徳島で過ごせる最終日。ガイドブックと時刻表を交互に見入る。翌日の行程を決めかねていた。 吉野川沿い、つまり中央構造線に沿ってかずら橋を見に行くか。はたまた延々と海沿いに南下して高知の室…
4日目 和歌山▶︎▶︎▶︎徳島 鹿児島で育った私には、フェリーで移動することは全く特別なことではなかった。遊びに行く時、祖父母の家に行く時、頻繁に鹿児島湾を横断するフェリーを使った。 しかし、上京してからというものの、めっきりフェリーは日常の交通手…
3日目 和歌山▶︎▶︎▶︎御坊 旅前に、会社の日本中に詳しい(特に交通において)先輩に、和歌山の面白い場所を聞いてみていた。すると紀州鉄道という日本一短い鉄道路線を教えてくれた。場所は御坊(ごぼう)という街、全くピンと来ない。 自分が無知なだけかもしれ…
2021年に入り、私は毎週末、徒歩旅行に傾倒している。東海道五十三次を日本橋から京都まで、旧道に沿って少しずつ歩いているのだ。ゴールデンウィーク前には、静岡の掛川まで到達していた。 ゴールデンウイークはどうしようか。連日思いっきり東海道を歩きつ…
14日目 喉の渇きとの死闘、そして絶景のお茶畑 2021年4月25日(日)、すっかり暖かくなり、休日の駅は行楽客で賑わうようになってきた。この日は新幹線で静岡まで向かい、東海道線に乗り換えて島田へ。バスも安くて早いが、やっぱり新幹線は快適だ。 前回の島…
13日目 御前崎の潮風・単調で平和な街道旅 2021年4月18日(日)、13回目の東海道歩き。相変わらず、休みを待ち侘びながら働き、週末になると東海道を歩き続けている。仕事は単調な激務のループだが、この休みのルーティンは日々前進していてとても達成感がある…
12日目 安倍川餅にとろろ汁 名物食べて峠越え 前回の記事はこちら→会社員の東海道53次旅行記・完全踏破⑪【久能山東照宮・江尻〜府中】 - 旅の記憶 2021年4月11日日曜日。新宿は爽快な朝だった。絶好の街道歩き日和だ。足取り軽くバスタ新宿へと向かった。…
11日目 徳川家康のお膝元 東照宮と東海道一(ひと)次 2021年4月4日、前日に薩埵峠を越えたものの足に疲労感は残っていなかった。初の一泊2日での街道歩き、何とか大丈夫そうだ。 前回の記事:会社員の東海道53次・完全踏破⑩【蒲原〜薩埵峠〜江尻(静岡市)】 …
10日目 薩埵峠から春の便り 2021年4月3日土曜日、朝8時半。渋谷駅から見える空に雲は無い。冷涼な朝の風がホームの中に舞い込んでくる。ホームでの待ち時間、なんだか今日の街道歩きを祝福されているように思える気候だった。そして、この祝福されている感覚…
9日目 桜咲く富士の街、富士川を越えて 2021年3月28日(日)、自宅近くは天気が悪かった。11時頃から雨も降り始める。今日は東海道を歩くのは厳しいだろうかと、静岡県富士市と検索して雨雲レーダーを凝視する。富士市の天気は、幾分か東京よりもましなようだ…
2021年3月19日(金)、前回箱根から三島まで歩いた日から5日しか経っていないが、私はまた歩きに向かっていた。この日は平日。土日の天気が悪そうだったため、上司に頭を下げ有給を貰った。久しぶりに海風を浴びながら進んだ、24.5キロを振り返る。今回歩いた…
2021年3月14日(日)、澄み切った青空だった。旧東海道を歩き始めて7回目。1月の凍てつく寒風の中、日本橋からスタートして、先週ついに10番目の宿場である箱根に到着した。日に日に暖かくなってきて、歩き続けると少し汗ばむ時もある。季節の移ろいと共に西…
6日目 箱根の山は天下の険 2021年3月7日(日)、とうとうこの日を迎えた。これまで東海道を歩く日が近づいてくることは純粋に楽しみなことだった。 しかし、3月に入ってから一週間、心境は少し違った。なぜならば初めての峠越えが近づいてきているからだった…
2021年2月26日金曜日、9時過ぎだったと思う。華金と呼ばれるプレミアムな時間はとっくに過ぎてしまった頃、勝手口の重い扉を開け会社を後にする。目の前の小さな街道をそよぐ風に、つんざくような寒さは無かった。 今日のリュックはいつもより重い。なぜなら…
東海道を徒歩で歩いています。今回は横浜市・戸塚宿から平塚宿まで。ざっくりとした行程はこんな感じ。今回、かなり相模湾に近づく。横浜が終わり湘南と呼ばれる地域に入る。巨大な首都圏なだけあり街並みは延々と続くが、だいぶ高い建物は減り富士山も見え…
旧東海道を歩いています。今回は横浜・神奈川から戸塚まで。前回の記事はこちらから↓ 3日目 坂の街・横浜 2021年2月14日(日)正午、私は東神奈川に向かった。1月末に歩き始めてから、毎週日曜日は東海道を歩いている。東京の冬の良いところは、雨が降らな…
前回の記事はこちら↓ 2日目 さよなら東京 2021年2月7日(日)の正午、私は再び京急・北品川駅に降り立った。一週間前、私は旧東海道を日本橋から品川まで歩いた。それからというもの、仕事をしている時は、東海道のことで頭がいっぱい。帰宅して寝るまでの僅…
1日目 知らない東京 2021年1月29日(金)午前11時、何の用事か忘れたが、私は吉祥寺に来ていた。この頃は、仕事に慣れてきたせいもあり、以前よりは楽になったとはいえども、毎日23時近くまでの残業、そして新型コロナウイルスの蔓延が全然収束しない状況が重…
2020年7月、2泊3日での富山への旅行をまとめています。ここでは、富山市内のことを振り返ります。 これまでは下記のような行程でした。 ・1日目は長野からアルペンルートを通り、立山連峰を眺めながら富山市へ。富山旅行記 Ⅰ・長野発アルペンルート経由富山…
富山旅行、2日目。前日はアルペンルートで長野から立山連峰を越えて富山市に到着しました。前回の記事はこちら。富山旅行記 Ⅰ・長野発アルペンルート経由富山行き - 旅の記憶 この日はJR氷見線に乗ります。氷見線に乗ろうと思った最大の理由は、この写真の景…
2020年7月、新型コロナウイルスの第1波がおさまった頃、久しぶりに関東を出て旅をしました。 目指したのは、北陸・富山。今や東京駅から北陸新幹線に乗ってしまえばすぐに着く街。ですが、それでは面白みに欠けますので、立山黒部アルペンルートで向かいまし…