大インド旅行記 ~入国~

インドに行った昔のこと

もう5年前になってしまうのだが、大学2年生の時にインドに行った。人生2度目の海外旅行。沢木耕太郎深夜特急を読んで感銘を受けた(時代錯誤的)僕と友達はシルクロードを通ってヨーロッパまで行きたかったんだけど、現在、アフガニスタンを旅行者が通ることが不可能だということを知り断念、そして行先を一番ミステリアスそうなインドに決めた。

 

このブログを始める随分前の旅行だけど、5年経った今でも一番刺激的であったし、一番トラウマでもあった。そして外の知らない異文化に触れたい欲望の原点でもある。だからこの旅行は、文章に残しておきたかった。

 

期間は2週間。2013.8/27~9/10 

 

日本出国 広州へ

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成田から経由地の広州へ 乗り継ぎ時間がかなりあったので広州も軽く散策する。この時初の中華人民共和国

航空会社は中国南方航空というところ

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到着前に、エコノミー症候群予防なのか機内で体操があった。

ディスプレイに見本が表示され、素直に真似をする皆さん

確かに少し気持ちよかったのを覚えてる

twist to your right as much as possible....

 

夜の広州散策

大学で中国語専攻だったのにこの頃は全くまじめに勉強していなかったから全然役に立たず。でも広東語だから中国語というか北京語を話せていてもあまり通用しなかったのかなf:id:sampit77:20181015235736j:plain

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この人たちはやっぱり赤が好き

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夕食とコカ・コーラ この麺なんという名前だったのだろう。ジャンキーな味で美味しかった 落花生の味が効いててよかった。

日本とは雰囲気は全然違うけど、漢字で意味は分かるし意思疎通も取れてしまうのは不思議な感覚。(韓国とは真逆の感覚だった。韓国に行ったときは雰囲気は日本にそっくりだけど文字だけが全く分からずいけそうで理解しあえないもどかしさがあった。)

 

そしてこの日の深夜便でインドはニューデリー インディラガンディー空港へ向かう

 

そうそう、そもそもインドに行くためにはビザが必要なんだけど、ビザの申請が難しくて、不親切なんだよね。これは覚悟した方がいい。なんか写真のサイズもわけわからない大きさだし。もしかしたら今は方法が変わって簡単になってたりするのかな。

 

インド到着

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インドで見た最初で最後の清潔なトイレ

空港から市内へは地下鉄が通っている。先進的で清潔な鉄道。

20分ほどでニューデリー駅に到着

とうとう初めてインドで地上にあがる

 

 

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インドに来てしまった~~~という感覚が外に出た瞬間感じる空気感だった。

興奮と緊張 

そして間髪入れずにやってくる客引き…

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雑踏 混沌…

ラクションのうるさいこと…経験したことのない喧噪だ。

暑さよりも、湿度と埃と独特の匂いが体を襲う

 

インドには日本の人力車が伝わって、リキシャーという乗り物がある 3枚目の写真

 

早速ニューデリー駅前で洗礼を受ける。詐欺にあやうくひっかかりそうになったのだ。

僕たちは、駅構内を移動して違う出口に向かおうとした。そしたら何人かのタクシーの運転士たちに呼び止められて、「通行証がないと通れないよ!その通行証はこの近くにあるツーリストオフィスで発行できるよ」と言われた。なんか胡散臭いなと思っていたら、ほかの運転手たちも同じことを言ってくる。「だからタクシーに乗れ!」って感じの客引きだと思ったら「すぐそこだから歩いて連れっていってあげるよ」ってみんな口を揃えて言う…

はて、客引きでもないしそういうものなのか。と街に降り立った瞬間で何も無知なので思い込み、ツーリストオフィスに歩いていくことにした。

ツーリストオフィスは歩いて3分くらいのところにあって、紳士的な人が中からでてきて対応してくれた。座って話を聞くことに。最初は話を聞いていたんだけど、だんだんこのツアーに参加しろだ、これに加入しろだ金を払え的な話になってきて、それも物価から考えてかけ離れた値段を言われて、怪しいなと友人と共に感じ始める。

断り続けていたら、日本人はみんな加入しているよ、参加しているよと言いながら結構な枚数の日本人のパスポートのコピーを見せてきた。あぁ、こんなにみんなカモになっているのか… なんとか断ってこの場所を出なきゃいけないんだとここで悟った。しかし、あっちは公営のツーリストオフィスで観光客はみんなここで通行証を貰わないといけないという前提だし、こちらもそれにまんまと乗せられて来たものだからどうやって断って外に脱出すればいいかなかなか思い浮かばなかった。

そのとき丁度お昼過ぎ…お腹が空いていた。これだ…!と思った。

「飯食ってからもう一回来るからちょっと待ってて」

そう彼らに伝えて僕らは建物を出ようとしたら、「いやいや、俺たちも一緒に行くよ、何食べたいのか??」みたいな感じでついてこようとする。

インド人しつこい…… 

もう言った手前引くに引けないので、「いいよいいよ僕らだけで食べるから!」っていいながら走って建物を飛び出して一目散に逃げた。

駅前の運転士たちはグルだったんだ。チームプレーのぼったくり未経験だった僕らはここで早速インドを体感したのだ。

 

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 一目散に逃げてちょっとしたところ

ニューデリー駅の反対側の安宿街へ遠回りをして向かうことに

 

 

そして街を歩いて良さげな(ましな)ホテルを見つけた。部屋を見せてもらってそこそこ清潔で値段も安くて問題なし。安宿を見つけるのは以前行ったバンコクでのやり方と同じようにしたら何の問題もなかった。

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ホテルの外観

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部屋はこんな感じ。シンプルに、可もなく不可もなく

やっと、誰からも話しかけられることもなく落ち着ける場所を見つけた

疲れがどっと来る…

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ウェルカムドリンクでチャイを貰った。初めてのチャイ。スパイスがほのかに香って美味しい。元気が出る

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宿の近くは結構栄えていた。ニューデリー駅からずっと続く道は飲食店やお土産屋さん雑貨屋さんが軒を連ねる。喧騒は凄まじいけど、歩くだけで楽しいし、観光客も多いし、悪くない。

街並みがインドらしくて素敵

 

この日結局昼食をどうしたか忘れてしまった。このあと明日向かうアグラという街までのチケットを駅で買って(すんなり窓口で買えた!)夜はカレーを食べた。

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初本場カレー これ美味しいぞ、食べてみろ、あれも美味しいぞといろいろ進めてくるけど慣れない味ばかりであまりついていけず…

こうやって二日目が終了した。

 

次に続く

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