ハノイ&バンコク一人旅 バンコク編

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ハノイ&バンコク一人旅 ハノイ編 - 旅の記憶

 

二日目の昼過ぎにハノイを出て、約二時間のフライトでバンコクスワンナプーム空港に到着。

ノイバイ空港とは比べ物にならない、大きさ、人の多さ、人種の多様さ…

とりあえずエアポートレイルリンクという鉄道でバンコク市内のパヤータイという駅まで移動。

f:id:sampit77:20161015124145j:plainビル群が見えてきて、大都会に来ていることを実感。

パヤータイ駅はBTSスカイトレイン)という繁華街を走る高架式の電車に乗り換えられる便利な駅。ここでやっと地上に降りてバンコクの熱気と臭気を浴びる。

f:id:sampit77:20161015124753j:plainパヤータイ駅の真下には国鉄の線路もあった。国鉄は基本的に長距離用みたいだ。

線路の古さと、線路沿いのプレハブがなんとも東南アジアな写真。

 

完全にノープランだった僕は、以前来た時に楽しかった場所の一つであるカオサン通りを目指すことにした。時間も体力もあったのであるいてみることに。

f:id:sampit77:20161015125321j:plainパヤータイからカオサンまで行く途中の道。東京の道と変わらない風景。普通のアジアの先進国の都会の風景じゃん…と思いつつ 歩き続ける。(でも分離帯の作り方が不思議。日本でこの車線の分け方したら事故が多発しそうな気が)

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f:id:sampit77:20161015125620j:plain途中に踏切があって、偶然列車が通りました。機関車が客車を引っ張ていた。かっこいい~~!どこからきたんだろう、アユタヤとかチェンマイ方面からかな  客車の色合いが好みです。

f:id:sampit77:20161015125937j:plain電化されてない! 

 

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線路を越えるとすぐに大きな噴水と宮殿がみえてきた。ここはチットラダー宮殿という場所。バンコクの宮殿といえば、ワットポーがある王宮が有名ですが、実は王宮は現在は王の住処ではなく、ここチットラダー宮殿が住まいになっている。

亡くなったプミポン国王も入院するまではここに暮らしていたということ。

至る所にプミポン国王肖像画があって、支持されていて称えられていただけに、国王が亡くなってしまって、これからどうなっていくのだろう。

 

宮殿の周りは遊歩道が整備されていて、たくさんのランナーがいた。皇居ランと同じ感じ。

f:id:sampit77:20161015130825j:plain宮殿の隣は旧国会議事堂。この右の絵はプミポン国王じゃなくて現皇太子。左の騎馬像はラーマ五世。近代化政策を進めて、植民地化をされずに独立を維持した国王。

f:id:sampit77:20161015131231j:plain開けているから見えているんだけど、歩くとかなり遠かったのでこれ以上近づくのは断念。そこそこ歩き疲れてきた。 入れるみたい。

 

パヤータイからカオサンまで90分くらいかかった気がする。渋谷から高田馬場くらいの距離かなだいたい。疲れはする。

 

初めての海外旅行がタイでカオサンにずっと滞在していた。毎日が刺激的で、深夜特急のまんまだとか思って過ごしていた気がする。その思い出の街が近づいてきて、うきうきしながら歩いていた。

f:id:sampit77:20161015131612j:plainバス

f:id:sampit77:20161015131725j:plainカオサンの周りは下町の雰囲気。おいしそうな匂いが漂っていた。

f:id:sampit77:20161015132315j:plain建物もハノイとは打って変わって、普通の鉄筋コンクリート造のビルが立ち並んでいる。

 

この後、カオサンに着いて、泊まることに。だけど、二度目しかも一人旅(前は友達と来た)だとカオサンロードは正直言ってまったく楽しくなかった。すべてが外人向け、タイらしさはなにもなかった。三年半経って、感じ方が変わっていた。少し寂しかった。この日の夜はホテルの隣のバーのバンド演奏の音がうるさくなかなか寝付けず…

 

【3日目】バンコク市内散策

翌朝チェックアウトして、宿を変えることに。早く落ち着く拠点を見つけたい。

カオサンと同じようにゲストハウスや安宿が集まている地区としてチャイナタウンとその近隣のフアラムポーン駅周辺に行ってみることにした。

f:id:sampit77:20161015133140j:plainカオサンの近くから水上バスで、チャイナタウンまで。バンコクらしい移動手段。

f:id:sampit77:20161015133251j:plain草をかき分けてボートはぶっ飛ばしている。 チャオプラヤ川

 

ラーチャウォンというところで下船。

f:id:sampit77:20161015133529j:plain古い町並み。

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f:id:sampit77:20161015133831j:plainチャイナタウン。横浜とか神戸みたいなこぎれいな感じは全くない。ただただ猥雑。文化が混ざりまくっていて面白い。お店や食堂を覗きながら歩くのが楽しい。そして露店で沢山の宝くじが売られていた。 安宿を探してみたが、宿の前に売春婦が立っているという状況に3度ほど遭遇し、治安の悪さを感じフアラムポーン駅周辺に避難。

f:id:sampit77:20161015134156j:plain駅はたいそう立派なんだけど、道路の向いはもうこんな感じ。

f:id:sampit77:20161015134352j:plainもう歩き回って疲れていたので、ぼろそうだけどとりあえずステーションホテルという宿に泊まることにした。一泊1000円くらいだったかな。ターミナル駅前だからなのか宿泊者が多国籍だった。薄暗くて、すこし物騒な感じ。チャイナタウンを含めたこの辺りは、あまり宿泊場所として選ばないほうがよさそうかもしれない。

f:id:sampit77:20161015134608j:plain部屋 カーテンボロボロで窓閉まらず。

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f:id:sampit77:20161015134756j:plainただ6階だったから眺望は素晴らしかった。ホテル周辺の古い地域と、バンコク中心部の開発された地域のギャップが感じられる個人的に好きな眺めだった。

 

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f:id:sampit77:20161015135109j:plain近くの食堂で食事を済ませて… 僕は胃腸は弱いほうだけど、火が通った料理がほとんどだから、こういう汚めの大衆食堂で食べても壊すことはなかった。

 

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f:id:sampit77:20161015135448j:plain地下鉄に乗って中心部まで出てみる。シーロムという地区。スカイトレインが走っている。

f:id:sampit77:20161015135706j:plain近くの公園(ルムピニー公園)ショッピングモールで売っていた、タイのお惣菜に挑戦した。黄色いのは激辛カレー味さつま揚げ、手前はドリアン風味のお汁粉のようなものでした。どちらも馴染みのあるような無いような…

 

f:id:sampit77:20161015135959j:plainルムピニー公園は都心にあるかなり大きな公園。水辺があって…(ナマズが泳いでいる)

f:id:sampit77:20161015140748j:plainトカゲなのでしょうか。大きめのおとなしい爬虫類もいて…

 

また街の方をあるいてみた。

f:id:sampit77:20161015141122j:plain日本人向けの歓楽街のタニヤ通り。日本語で溢れていた。

f:id:sampit77:20161015141226j:plainパッポン通り。夜になると賑やかになるんだろう。夜に向けての作業中。

 

歩き続けるのも疲れたので、BTSスカイトレイン)に乗ってみる。一日乗車券を買って、普通行かないような路線の端と端を見てみることにした。

f:id:sampit77:20161015141648j:plainBTS

f:id:sampit77:20161015141747j:plainこちらはBTSシーロム線の端。バーンワー駅周辺

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住宅街。普段の生活が垣間見えて楽しかった。 下水道の整備とかはまだまだなのでしょうか。

f:id:sampit77:20161015142023j:plain寺院もあった。

 

f:id:sampit77:20161015142359j:plainそしてこちらはスクムウイット線の端、モーチット駅周辺。この日がちょうど日曜で、ウィークエンドマーケットというものを近くの公園でやっていて大賑わい。

 

午後六時になると、国歌が公園中に流れて、みな作業を止めて直立不動で国歌斉唱。王国であることを実感した。

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チャトゥチャック公園。みなござをしいて思い思いにリラックスしていた。

 

この日はこの後宿に帰って就寝。となりのイスラム教徒の部屋がうるさかったことであまり寝付けず。明日宿を変えようと心に決める。

f:id:sampit77:20161015143057j:plainフアランポーン駅

 

【四日目】バンコク市内散策

早起きしてさっさと宿をあとに。

f:id:sampit77:20161015143208j:plainホテルの近くの食堂でかた焼きそばを注文。盛り付けははちゃめちゃで伝わらないかもしれないけど、すごく美味しかった。

 

バンコクでカオサンやチャイナタウン周辺と同様、ゲストハウスの多い地区として国立競技場周辺がある。そこにとりあえず行ってみることに。

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国立競技場周辺はかなり繁華街。駅の目の前は東急デパート。 写真は東急の目の前にある祠。こういった街中にもお祈りする場所があるのはバンコクらしい風景。

 

やっと良い宿を見つけられた。アクセスも良く、部屋も良く。一泊1300円ほどだったはず。(クーラーとお湯はもうあきらめてます…)そして何よりも一階が食堂であったことがなによりも素晴らしいことだった。

f:id:sampit77:20161015143908j:plain部屋でゆっくりした後、宿の一階の食堂で昼食。このときテレビで宝くじの当選くじ発表をしていて、店員さんもお客さんもみなテレビに釘付け。みんな買っているようだった。

 

お昼過ぎから散策へ。バンコクの目抜き通りであるスクムウィット通りをずっと歩いていくことにした。

f:id:sampit77:20161015144257j:plain伊勢丹があったり。

f:id:sampit77:20161015144821j:plain伊勢丹の前でやっていたマーケットが楽しかった。

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f:id:sampit77:20161015144415j:plainかなり現代的なビル街、ショッピングモール街が続く。

 

f:id:sampit77:20161015144629j:plainエラワンの祠 街角にある祠。ご利益がすごいと話題らしく大人気らしい。

 

あまりにも画一的な都会なので、刺激は正直無く、そこそこできりあげて宿で休む。静かで清潔な宿はバンコクで初めてだった。かなり深い眠りにつく。

 

【5日目】日帰りでパタヤに行ってみる。

以前来たときはすごくアジア的で刺激的だと感じたバンコク。しかし年を重ねたこと、バンコクよりもっとヤバいところ(インドとか個人的には中国も)を経験してしまった今、刺激が足りなく退屈してきていた。

そこで…きれいな海でも見に行こうと思い立ち、パタヤへ向かってみることに。

エカマイという駅近くのバスターミナルから2時間。30分おきくらいに出ていたはず。

f:id:sampit77:20161015145321j:plainバスターミナル。値段は忘れたけどかなり安かった。

f:id:sampit77:20161015145526j:plain高速に乗って 東京から熱海に行くくらいの距離感覚でしょうか

ただし、道中の景色は全く良くない。エビの養殖池が見れたことは収穫。あとスワンナプーム空港の近くを通るから飛行機が真上を通る。

 

売店で買った10秒で味がなくなるガムを噛み続けて、退屈しながらもパタヤに到着。

f:id:sampit77:20161015145911j:plainバスターミナルからビーチまでソンテオという乗り合いトゥクトゥクといったような乗り物で移動。

f:id:sampit77:20161015150136j:plainやった~~海だ~~と思って、ビーチまで浮足立ちながら駆け寄ると…

 

f:id:sampit77:20161015150102j:plain驚きました…江の島より汚い…

f:id:sampit77:20161015150238j:plainパラソルの下に腰をおろして、ビールを飲みながら海を眺めてぼーっとした。泳いでいる人はほとんどおらず、マリンスポーツを楽しんでいるか、バーなどで飲んでいるかというような感じだった。

浜には物売りのおばちゃんがいて、するめとかエビフライとか海産物を売っていた。エビフライを買ってビールを飲んで、足を延ばして海を眺めて…

海は汚かったけど、眺めは良くて、風も気持ちよくて、よい時間だった。

f:id:sampit77:20161015150729j:plainパタヤも町は飲み屋街って感じだった。昼間からみんな飲んでる。真っ赤な顔した上裸の初老の白人が原付に乗っていた。無法地帯な感じだ。

 

再びバスでバンコクまで帰る。

f:id:sampit77:20161015150924j:plainバンコクのバスターミナル近くのラーメン屋さんで。餃子の入った味噌ラーメン。美味しかった。

f:id:sampit77:20161015150956j:plainバンコクでもドラえもんは人気みたいだ。日本みたいにラーメン屋に漫画が置いてあって、そこにあった。

f:id:sampit77:20161015151312j:plain翌日の昼前の便で再びハノイに出発することになっていたので、早めに宿に帰る。

f:id:sampit77:20161015151357j:plain宿の近くのサヤーム地区。どこを歩けばいいのか分からないほどの熱気だ。

 

バンコクでやることはし尽くしたかなと思えるくらい歩いてみて回った。一回目の旅行では観光地をまわり、今回は足を使ってさまざまな場所を見ることができて満足。

 

再び、ハノイに翌日もどる。

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