ブダペストの街を歩く
この日は、朝からブダペストの街を散策する。
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この日も早起き。
黄色いトラムが可愛らしい。ドナウ川沿いを走っている路線に乗ってみた。
まず中央市場というところを目指してみることに。
駅とかインフラはしっかり整っている感じ。
駅をでたら、すぐに自由橋という橋があった。線路もこの橋を通っていて、時折トラムが渡っていく。絵になる風景。
歩いてすぐに中央市場に到着。入り口はこんな感じ。屋根が可愛い。
市場の中を散策してみる。
ケーキ屋さん。チョコレートやクリームをふんだんに使ったかなり甘そうなものが多い。折角だからハンガリー国旗の載ったケーキを買ってみる。
パプリカパウダーが所狭しと並ぶ。スモークされたやつも売っていた。
ピクルスの売り方が可愛い。
その他にも、野菜や果物や肉など、ほんとに食材が豊富。心惹かれるものが多い。サラミとか家でどうやって保管しておくものなんだろう…そしてどれくらいのペースで消費していくものなのか。
食料品以外にも雑貨だったりお土産屋さんだったり、かなりのお店が入っていた。こういう大きな市場はその街の人柄が如実に出る気がする。こんなに巨大で人が沢山いる市場なのに、本当に穏やかで静か。今まで訪れた都市で、ブダペストが一番温和なところであるのは間違いない。
朝日を浴びながら広場でケーキを食べる。目の前を路面電車が走っていく。
ケーキを食べ終えたら橋を渡って、ドナウ川西岸のブダの方へ。(市場はペスト側)
日中のくさり橋。
この旅行中、実はまだブダ側を全く見ていなかったのだ。ホテルもペスト側、食事も市場も駅もすべてペスト側だった。ここでようやくブダも散策してみようと思った。
ブダ側には何があるのかというと、丘の上に王宮があり、その周りに博物館があったり古い町並みが広がっている。ペストは比較的平坦な街だが、ブダ側は、長崎のような坂の街だ。王宮の方へは、ケーブルカーに乗ってあがっていけると書いてあったので、乗り場に行ってみたのだが…
まさかの運休中。
他の手段としては、階段、タクシーなどあったが、実はこの後後述する国会議事堂の見学ツアーも予約していたことも考えて、時間的に断念。
写真だけ取ってブダとはお別れ。
タイトルにブダペスト散策と書いているけれど、実際はそう言える資格はなくてペストしか見れていないのだ…2泊でヨーロッパ旅行の限界を感じた瞬間だった。
くさり橋を渡って、ペスト側に戻る。上の写真の右側に見える半円形の屋根の大きな建物が国会議事堂。
国会議事堂に行く前に、聖イシュトバーン大聖堂の中を覗いてみることに。イシュトバーンというのは、ハンガリー王国の初代王様で、ミイラも安置されている。ドームの上の方も行けるようになっていたけれど、あまり時間がないので簡単に見学。
歴史に詳しければ、もっと楽しめるのだとは思うけど、この荘厳な空間にいるだけででも十分来た甲斐はあったなと。ヨーロッパ系の人たちも意外と物珍しそうに見学している。
プロテスタントの国はまだ未踏なので、その時はカトリックとは作りがどう違うのか、そのあたりを気にしながら見てみたい。
国会見学の前に腹ごしらえをしておかないと、食べる時間が無くなるので、急ぎ足でレストランへ向かう。
その道すがらにあった郵便貯金局。これはアールヌーヴォーの建築家として知られるハンガリー出身のレヒネル・エデンの作品だそう。西にガウディ、東にレヒネルと言われていたらしい。しかもほぼ同じ時代を生きたそう。ネットで検索したら内装も可憐みたいだ。見学してみたかったな。この建物が公的な施設というのもまた感心させられるもの。
その郵便貯金局の近くにあるレストランで昼食。Tüköry Étteremというレストラン。
急いでて食事の写真を撮り忘れているけれど、ここが個人的には一番お勧めしたいレストラン。一応最後のブダペストでの食事だから、おっきなビールを奮発。そして最後のグヤーシュを心行くまで堪能したのでした。
お店の人も優しいし、店内の雰囲気もいい。すべてが完璧なのに日本より物価が安いとはどういうこと。
少し酔いが回った頭でも、料理を食べながら分かってきたことが一つあった。それは、国会議事堂の見学ツアーの時間がかなり迫っているという事を。国会議事堂までは地図を見る限りかなり近いのではあるが… でも最後の食事は楽しみたいし…
ということでお勘定を済ませた後、疾走してみることに…
広い…広場が広いぞ…
さすがは国会議事堂、見えているのに着いてからが遠いではないか…
結局、国会議事堂の入り口の前に着いた時にはもうツアーは行ってしまっていた。多分職員の人に確認して、途中からの合流はできないと言われたはずだ…
ツアー代、結構したのに…4,000円くらいだったかな。
気を取り直して、あたりを散策。
外観はこんな感じ。
美しいですねぇ、壮観ですねぇ。中もさぞかし素敵だったんでしょうねぇ…
ブダの丘をバックに。
こうして穏やかな昼下がり、ブダペスト最終日は終わるのでした。
そしてバスで空港へ。
懐かしいパタパタ式の案内板。正式には反転フラップ式案内表示器というらしい。
めっきり見なくなりましたが、個人的にはものすごく好きです。
京急のやつはずっと残ってほしいものです。
そして往路同様、カタール経由で東京へ。
途中飛行機から見えた景色がなかなかに素敵だった。
イランあたりなのだろうか、乾燥地帯で夜明け。
そして今度は一転、かなり標高の高い山々。ヒマラヤ山脈?クンルン山脈?
そしてそのあとは一転、ゴビ砂漠を。パイプラインのようなものが見えたり。
オアシス都市?高校地理を一気に学びなおしているような窓からの景色で中々眠れずに東京まで来てしまった。
そんな弾丸ハンガリー旅行なのでした。これにておしまい。
駄文を最後までお読みいただきありがとうございました。
終わり。