2016年7月29日から8月4日にかけて、ベトナムのハノイとタイのバンコクを旅した。
その際の記憶。
実はバンコクは今回が二回目。だからメジャーな観光地というよりも街歩きという面が強い旅行記になるかと。
まずは旅の大まかな日程と予算などを
航空券予約…DeNAトラベルを利用
航空券…ベトナム航空 往復で三万円弱
予算(おおよそ)
航空券代 ¥30,000
旅費 ¥30,000
ベトナムビザ¥10,000(後述)
計¥70,000 程
こんな感じ。
では旅行のことを書き進めていく。
羽田の国際線ターミナルに向かう
浮足立つ瞬間 だけど不備があって出国できないんじゃないかという不安も持ちつつ…
羽田の国際線ターミナルの出発フロア 昼間は自然光を取り入れて明るくしていて、心地良い空間
今回はベトナム航空に乗る。バンコク行きの航空券で、往路復路ともに、ハノイでのトランジットが半日以上ある便を組み合わせて2都市を観光する計画。
16:35 羽田を出発。5時間半のフライト。
ベトナムは日本との時差が2時間だから到着時刻は20:00。
飛行機は必ず窓側に座ることがポリシー。
成田から離陸すると見れない都心の景色。手前は鶴見川で奥が多摩川。多摩川沿いに武蔵小杉と二子玉川らしき高層ビル群が見える。
多摩川の河川敷で緑が少し多い場所はゴジラの自衛隊の防衛ラインがあったところではないかと…
天気が良くて都心が見渡せた。
相模湖も。
ベトナム航空は安いが、サービス、安全性や信頼性に不満を持ったことはない。
特筆すべき点は配られるおしぼりの匂いがとても良いこと。
国際線は機内食やら飲み物のサービスやらで何かと眠れない。
飛行機は日本列島の真上を通り、東シナ海を渡り、中国南部を通過していく。
東京を夕方に出て、西へ向かうから、太陽をずっと追いかけていく形で移動していた。
写真は中国南部を通過しているとき。日本の地形に比べ起伏が少ないため河川の蛇行が激しい。
5時間半のフライト(何とかトイレに行かずに耐えられる)を経てハノイに到着。現地時間8時。
ハノイはベトナムの首都だが、人口最大の都市は南部のホーチミンになる。ハノイは政治都市。人口もホーチミンに比べれば少なく、空港もこじんまりとしている。
入国審査を経て無事ベトナム入国を果たした後、貧しい旅行者はハノイの洗礼を早速受ける。ノイバイ空港からダウンタウンまでの30キロの移動手段をどうするかという問題に直面するのだ。
空港から市中心部まで鉄道は走っていない。
地球の歩き方によれば移動手段は4つ。
①タクシー
②予約したホテルの送迎バス(ある程度以上のホテルじゃなければもちろん無い)
③ミニバス
④地元の人たちの乗る路線バス
さあこの中から最適なものを選ばなければならない。僕はホテルの予約はしていないからまず②の選択肢はない。①のタクシーは大体35万ドン(日本円で¥1,700程度 お金の話は後述)日本での感覚からすると安いのかもしれないが、ベトナムの物価から考えたらかなり高く、できれば避けたい方法。そして、④の路線バスは大荷物を持っていると乗車拒否される可能性があること、そして英語でのアナウンスがあるか分からず、目的地にたどり着けないリスクも大きい。
そこで自分にとって一番良い方法が③のミニバスだった。
このミニバスというのは、空港の前に中型バスが沢山待機していて、旅行者を中心部まで運んでくれるもの。5万ドン(約¥250)とリーズナブルだけど、行先をしっかり伝えないといけない(英語できない運転手もいた)、ぼったくられる可能性がある、そして席が全部埋まるまでは絶対に出発しないという3つのリスクを持っている。
この時は運よくすぐに満員になって出発したけど、後日は一時間以上車内で待ちぼうけをくらった。
僕のほかには、フランス人2人、イタリア人1人そしてアメリカ人あわせて5人ほど乗車して、ミニバスは走り始めた。
ベトナム人の運転マナーはアジアクオリティー
空港から市内まで高速道路のような立派な自動車専用道路を走っていくのだけれど、ウィンカーを出す車皆無、突然停車する車多数。ちらほら逆走する車も…
あ~バックパッカーしに来たな~という感覚が湧いてきた。
こんな交通マナーでなぜ事故が起きないのか…個人的に観察した結果、考えられることが一つだけあった。それはみんなスピードが遅いこと!笑っちゃうくらい運転がノロい。みんな。だからミニバスで移動中もそこまで怖くはなかった。(ただ運転手が下道に降りる場所を少し通り過ぎてしまって、バックで逆走しだした時は乗車していた外人全員が言葉を失った。そして無事下道に出られたときは全員で拍手。)
お金に余裕のある方はタクシーでの移動をお勧めします。
そんなこんなで空港に到着して一時間もしないうちに市の中心部に到着。僕は安宿の多いホアンキエム湖の畔で下車した。
ホアンキエム湖の北側の地域は旧市街。昔ながらの街並みが保存された問屋街になる。湖沿いの大通りから、たくさんの道が伸びており、建物も似ているから最初のうちは自分がどこにいるのか分からなくなりやすいところかもしれない。
写真は午後9時頃 多くの人々が通り沿いの屋台で椅子に座って食事をしたりお酒を飲んだり。ハノイの人たちも旅行者も同じ小さな椅子に座って楽しげに時を過ごしている。
次の日の12:55にハノイを発ってバンコクに行く飛行機だったから、この日は早く寝て、翌朝に散策してハノイ観光をすることに。ぶらついて宿を見つけてこの日は就寝。
5時に起床。宿は一泊2000円ほど。少々予算オーバー。一人で行くとやはり少し高くつくみたいだ。部屋自体は多少湿度は高かったが、文句はなかった。
ちなみにクーラー無しの部屋でも、写真のようなファンがついていれば暑すぎることはない。ちなみにNo Hot Showerです。(そこを考慮すると少し高く感じませんか…?)
宿から外に出てみるとまだ日の出まで少しありそうな感じだった。昨夜のまとわりつくような暑さはなく、歩いていても汗もほとんどでないくらいの気候。空気が澄んでて気持ちがよかった。
朝の涼しい時間を有効に使って体操しているみたい。ぜえぜえ言いながらベンチで隣に座ってきたおじさんが教えてくれた。
街並みが東南アジアの街にしては綺麗なのは、フランス植民地時代の影響。植民地時代から政治の中心地だから、都市開発が早くから行われてきた。当時のフランス最先端の都市開発手法がハノイで試されたらしい。
パリのオペラ座を模して造られた劇場。このハノイ市劇場の前のロータリーから大通りが伸びている風景は西洋的。木々が目一杯に伸びていて美しく、絵になる街並み。
昼になると道路はバイクに埋め尽くされてしまうのだけど… 散策を続ける。新聞配達前の仕分け。ハノイの人たちは地べたに座って何かしてる人が多い。飲食とか時には屋台の調理も…
街路樹が美しい。
実は前々日ハノイは台風の直撃を受けていた。その爪痕もちらほら。
街中の人々の住まい。このベランダからニワトリの鳴き声が。
バインミー 照り焼き風味の豚肉が挟んであった。美味しかった。
バインミー屋の前に小型屋台が。こちらの方が庶民スタイルなのでしょうか
午前6時を過ぎると体操している人がもっと増えてきた。
おばさまたちの体操。音楽に合わせて体を動かしていたのだけど、息があっていて上手い。最後まで見入ってしまった。
ハノイ大教会。ミサの時間は誰でも入れるらしい。
教会近くで野菜を売っていた。街にだんだん活気があふれてくる。日本よりみんな早起きだ。
街を歩くといたるところに国旗がある。一応社会主義国家だけどドイモイ政策以降、経済的には資本主義体制のベトナム。人々の仕事とか生活とかはどんな感じなのだろう。言葉が話せたら聞いてみたかったところ。
少しコーヒーを飲んで休憩して(ハノイはいたるところにお茶できるお店が沢山。ベトナムコーヒーは味が独特 僕は好きになれない…)、宿にいったん戻り支度して、空港行きミニバス乗り場へ。 ハノイ大教会近く、ベトナムエアライン本社前からは一時間に一本、ダイヤがあるちゃんとしたミニバスが運行している。
ミニバス乗り場近くでMini Bus??と声をかけてくる男は、ミニバスは満杯だから俺のタクシーに乗れといってくる詐欺師なので相手にしてはいけない。ハノイではこういう輩はあまりみかけないのに、この乗り場にだけはいた。
ミニバスでノイバイ空港へ向かう。
郊外の街並み。ベトナムとフランスの文化が混ざった建物が並ぶ。独特の景色。個人的に非常に好きなデザインだ。
紅(ホン)河を渡る。眼下にはバナナ畑らしきものが広がっていた。
ノイバイ空港到着 国際線ターミナルから、国内線ターミナルを眺める。
バンコク・スワンナプーム空港へ出発。フライトは二時間弱。
続きはバンコク編に続く…↓↓↓
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【ベトナムの通貨ドンについて】
ベトナムはドンという通貨が流通しています。
初めてベトナムにきて驚くのはその桁の多さ…
例えば100円はだいたい20,000ドン
500円は100,000ドンといったように。
ベトナムドンを(誤差はあります)素早く日本円に暗算したいとき
ベトナムドンの下二ケタの0を取って割る2するという術を覚えておくことをおすすめします…!
例えば450,000と値札に書いてあったら4500÷2をして大体2250円くらいかと把握できます。
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